医師不足・看護師不足が叫ばれている今日。どの地域でもどの病院でも、医療従事者は引く手あまたみたいです。
それでもなかなか不足の解消は進まないようです。一体、何が原因なのでしょう。
このままでは、おちおち病気にもなれない、なっても治療も十分にしてもらえない時代が到来しそうです。特に、「4人に1人は65歳以上」という高齢化が訪れた日本では、切実な問題といえるでしょう。どんなに健康に自信があったとしても、高齢になるにつれ、健康への不安はつのるばかりです。これからも高齢社会は進む見通しで、早急な対応が望まれます。
子供たちの将来の夢ランキングを調べてみると、看護師さんは10位と、上位にランクインしているようです。(「13歳のハローワーク公式サイト 人気職業ランキング 2013年8月1日~8月31日」)このようなランキングを見ると心強い気もしますが、それでも、もうずいぶん長いこと看護師不足が叫ばれています。
それを反映してか、看護師求人サイトもずいぶん見かけるようになりました。どのサイトも、労働条件の検索や、就職祝い金など、ずいぶんと充実した内容です。看護師とは関係のない私でも思わず登録してみたくなるほどの好条件がそろっていたりします。
一方、看護師さんの苦労話を調べてみると、辞めたくなる最大の原因は、人手不足による仕事のしわ寄せのようです。看護師になる→人手不足で大変→看護師を辞める→人手不足になる・・・と、この悪循環を断ち切るための方法はまだ十分に検討されていないようです。
その中でも大きな問題は、女性の結婚・出産のための離職にあるようです。不規則勤務のため、家庭・育児との両立が困難で、結局辞めるしかない、という状況です。こういう方々のための研修が開かれている、というニュースもよく見るようになりました。看護師をしていたからといって、育児がひと段落したらすぐに復帰、というわけにはいかない、ということを、そういったニュースを見て初めて知りました。
医療の世界は日進月歩。新しい知識を身に着けなければいけないし、以前やっていたからといっても、ミスの許されない仕事だけに、ブランクは大きな壁です。でも、せっかくの即戦力、ぜひ復帰を応援したいです。
看護師という仕事は責任も重いでしょうが、やりがいも大きいと思います。職場環境の改善などで、看護師さんたちの働きやすい環境が早く整うことを願っています。